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最も見たいSNS広告、女性の1位は「マンガ広告」 男性は「動画広告」が最多【トレンド・プロ調査】

 株式会社トレンド・プロは、SNSの広告形態に関する意識調査をはじめとしたリサーチを実施した。

実施背景

 近年、SNSやアプリの利用率が伸び続け、それに呼応し企業のプロモーションもCMやweb広告ではなく、SNSやアプリ内広告をメイン媒体としたものが増えてきている。

 とはいえ、それらの媒体においてどのようなプロモーション戦略が有効なのかという点については、まだ模索段階にあるのが実情だ。

 このような現状を受け、SNSやアプリの利用実態と、利用者はSNS広告に対してどのような意識を持っているのかを調査すべく、同社は本リサーチを実施した。

各サービス利用者の内訳

 Twitter/Instagram/TikTok/YouTube/動画配信サービス/マンガアプリの利用者数(1日に1分以上利用)の内訳は、男性がYouTube>Twitter>Instagram>動画配信サービス>マンガアプリ>TikTokの順で利用数が多く、女性がYouTube>Instagram>Twitter>動画配信サービス>マンガアプリ>TikTokの順で利用数が多い結果となった。

 また、男女ともにマンガアプリの利用数はTikTokを超える結果となった。

SNS利用者の内訳

時間帯別サービス利用率

 Twitter/Instagram/TikTokの利用率は18~21時と21~24時が最も高く、ほぼ同数(約30%)である一方、YouTube/動画配信サービス/マンガアプリは18時以降、24時まで利用率が増え続けている。

 この理由として、①動画やマンガは続きが見たいという欲求が強い②動画やマンガは投稿より閲覧目的の利用が多く、ユーザー自身の利用負荷が比較的少ないため、深夜まで利用者が増えるとトレンド・プロでは分析している。

SNSの時間帯別サービス利用率

最も見たいSNS広告の形態

 最も見たいと思うSNS広告形態についての質問に対し、「見たいSNS広告はない」の回答を除いた38%が動画広告と回答し、次いで33%がマンガ広告と回答した。

 YouTubeをはじめとした動画サービスの利用者数が増える中、マンガ形態も支持される結果となった。

最も見たいSNS広告の形態の調査結果

ユーザー別:見たいSNS広告の形態

 TwitterとInstagramのメインユーザー(18~24時に最も利用する層)のうち、「見たいSNS広告はない」の回答を除いた43%がSNS広告の中では「マンガが最も見たい」と回答。

 SNSのメインユーザー層は動画広告よりマンガ広告を好む結果となった。

見たいSNS広告の形態の調査結果(Twitter18~24時ユーザー)

見たいSNS広告の形態(Instagram18~24時ユーザー)

男女別:見たいSNS広告の形態

 最も見たいSNS広告の形態についての回答(「見たいSNS広告はない」の回答を除く)を男女別に見ると、男性は動画広告を好み、女性はマンガ広告を好む結果となった。

 男性は動画サービスの利用者が多く、女性はTwitter/Instagramの利用者が多い(「SNS・アプリ利用者の内訳」参照)ため、男女差が出たと考えられる。

男性が見たいSNS広告の形態の調査結果

女性が見たいSNS広告の形態の調査結果

マンガ広告が最も見たくなる理由

 「マンガ広告が最も見たい」と回答した人にその理由を質問したところ、38%が「ストーリー性があるから」と回答しました。この他には、「内容が理解しやすいから」「インパクトがあるから」がともに17%、「キャラクター/タレントがいるから」が16%、ストーリーに共感しながらポイントを理解できるという、マンガ広告の強みがわかる結果となった。

マンガ広告が最も見たくなる理由の調査結果

調査概要

  • 調査名:SNS・マンガに関する意識調査
  • 調査方法:オンライン調査
  • 調査期間:2023年春季
  • 調査地域:47都道府県
  • 調査対象:16歳~64歳の男女1000人(20代〜50代男女各100人 10代、60代は男女各50人)

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