LINE株式会社では、同社が保有する約630万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営している。
このたびLINEリサーチでは、日本全国の男女を対象に、「ChatGPT」の認知率や利用意向などについて調査し、その結果を公開した。
※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」にて閲覧可能:
https://research-platform.line.me/archives/42078267.html
「ChatGPT」の認知は全体では約3割、男性20代・30代では4割超
同社はまず、「ChatGPT」について知っているか、使ったことがあるかどうかを聞いた。
全体では「ChatGPT」の認知は「知らない」が約7割と多くを占め、「知っているし、使ったことがある」と「知っているが、使ったことはない」を合わせて約3割となった。
知っているし、使ったことがある」という利用経験は4.8%と現状は1割未満となった。
男女年代別でみてみると、男性のほうが認知が高い傾向となった。
男性20代、30代は4割台とやや高く、40代や60代で3割台後半と続いた。
その中でも特に、男性20代では15.7%が「知っているし使ったことがある」と回答し、利用経験の割合が高くなった。
女性はどの年代でも認知は2割台となり、男性に比べるとやや低い結果となった。
以下グラフは男女年代別のTableau集計結果。
「ChatGPT」の利用意向は女性に比べ男性で高い傾向
次に「ChatGPT」について説明をしたうえで、「ChatGPT」を利用したいと思うかを聞いた。
全体では「ぜひ利用してみたいと思う」が約1割で、「機会があれば利用してみたいと思う」が3割超となり、それらを合わせた約4割の人が【利用してみたいと思う】という結果になった。
一方で、「あまり利用してみたいと思わない」、「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた【利用してみたいと思わない】人は約3割となった。
「どちらともいえない」という人も2割台後半となった。
男女年代別でみると、男性のほうが「ぜひ利用してみたいと思う」が高くなった。
利用経験がもっとも高かった男性20代では、「ぜひ利用してみたいと思う」も2割台でもっとも高い結果となった。
女性では、10代で「ぜひ利用してみたいと思う」が1割超となりました。女性10代、30代で【利用してみたいと思う】割合が4割台となりほかの年代に比べやや高くなった。
一方、女性60代では【利用してみたいと思わない】が約4割となった。
以下グラフは男女年代別のTableau集計結果。
利用したい理由、利用したいと思わない理由を紹介
「ChatGPT」を今後(も)【利用してみたいと思う】人、【利用してみたいと思わない】人のそれぞれの理由についての自由回答を一部紹介する。
以下グラフはTableau集計結果の自由回答一覧※。
実際に、「ChatGPT」を利用したことがある人が、どんな質問をしたことがあるかも聞いてみたところ以下のような回答があった。
- 数学の解き方(男性20代/千葉県)
- 一人暮らしの心得(男性20代/愛知県)
- K-POPアイドルのメンバーについて(女性10代/兵庫県)
- 携帯電話料金プランの変更手続き(男性40代/神奈川県)
- 森林・林業についての専門的な質問(男性60代/静岡県)
- 今はどんな稼ぎ方がありますか?(男性60代/愛媛県)
- C#で処理をする際の参考ソース(男性30代/千葉県)
- YouTubeの企画(男性30代/北海道)
※LINEリサーチのライトコースで提供している、データの分析・ビジュアル化作業が簡単・スピーディーに行えるweb集計「Tableau」を活用 https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/column/tableau/
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していくとしている。
調査について
- LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
- 実施時期:2023年3月6日~7日
- 有効回収数:1,056サンプル
- ※市場の性年代構成比にあわせて回収
- ※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
「LINEリサーチ」について
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォーム。
約630万人のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能。
また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できる。
LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能。
※2023年1月時点
「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
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