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日本で90%が利用しているSNSとは?【キャプテラ調査】

日本で90%が利用しているSNSとは?【キャプテラ調査】

 SNS上で商品の購入までできる「ソーシャルコマース」の流行りとともに、SNSの利用目的は変化している。キャプテラは全国のモニター1,036人を対象に、消費者のSNSの利用方法の変化についての調査を行った。

 調査対象は、普段からSNSを利用しており、よくオンラインで商品やサービスを購入する国内の「オンライン消費者」で、1,036人の有効回答を得た。

SNSの利用状況

1、LINEが未だ圧倒的1位。回答者の9割がLINEを利用していると回答。

オンライン消費者が最も利用するSNS

Q.「主に利用しているソーシャルメディアを教えてください」

  • LINE(90%)
  • Instagram(54%)
  • Twitter(53%)
  • Facebook(32%)
  • TikTok(19%)

 テキスト送信やテレビ・音声通話のできるアプリといえば日本ではやはりLINEが圧倒的に使用されている。一方欧米ではLINEの利用者は非常に少なく、WhatAppが王道アプリとして多く使われている。

2、企業はSNSプラットフォームごとに戦略を立てることが必要

 下記データからも分かるように、消費者はSNSごとに違う目的を持って利用しており、各プラットフォームの使われ方を理解することが、企業にとってSNSマーケティングやキャンペーンを成功と導く鍵といえそうだ。

オンライン消費者による利用目的

Q.「普段、ソーシャルメディアをどのように活用していますか?」

友人・家族とのやり取り、近況確認

  • LINE(87%)
  • Instagram (25%)
  • Facebook (24%)
  • Twitter (21%)
  • TikTok (3%)

写真や動画を投稿・共有

  • LINE(25%)
  • Instagram (22%)
  • Facebook (19%)
  • Twitter (12%)
  • TikTok (7%)

ニュース・時事情報を入手

  • LINE(31%)
  • Instagram (26%)
  • Facebook (11%)
  • Twitter (9%)
  • TikTok (5%)

ブランド、商品をフォロー・検索

  • LINE(16%)
  • Instagram (15%)
  • Facebook (9%)
  • Twitter (6%)
  • TikTok (4%)

インフルエンサーをフォロー

  • LINE(16%)
  • Instagram (16%)
  • Facebook (9%)
  • Twitter (4%)
  • TikTok (3%)

アーティスト、有名人をフォロー

  • LINE(25%)
  • Instagram (24%)
  • Facebook (10%)
  • Twitter (6%)
  • TikTok (5%)

商品やサービスの情報源としてのSNS

3、オンライン消費者の47%が毎日SNS上でブランド検索をする

情報検索の頻度

Q.「企業に関する情報やニュースを検索するために、どの程度の頻度でソーシャルメディアを利用しますか?」

  • 毎日 (47%)
  • 週1回 (25%)
  • 月1回 (8%)
  • 年1回 (1%)
  • 検索しない (19%)

 企業・ブランドに関する情報やニュースを検索するのにどの頻度でSNSを使うか聞いたところ、「毎日」と答えた人が47%と約半数いることが明らかとなった。気になるブランドや商品を検索する手段として、以前はグーグルやYahooなど検索エンジンの利用が一般的だったが、最近ではSNSが大いに活用されているといえる。

4、SNS上で商品やおすすめ情報を得るのにインフルエンサーや有名人からの情報は影響力が弱い

もっとも好まれる情報源

Q.「ソーシャルメディアで商品やサービスに関する情報や、おすすめ情報を得るときに、どのような発信元が最も良いと思いますか?」

  • 企業から直接提供されたもの (36%)
  • 友人、家族 (22%)
  • メディア(ニュース、新聞、雑誌など)(20%)
  • インフルエンサー、有名人 (15%)

 インスタグラムや、Tik Tokで活躍するインフルエンサーが発する商品情報やおすすめ情報は意外にも影響力が少ない。誰でも発言できるネットだからこそ、利用する側も情報の発信元を意識していると言える。

 また、SNS上で発信されるコンテンツの種類では、期間限定のストーリーやライブストリーミングよりも永続的に残る投稿、写真やビデオの方をより適切だと考える回答者が全体の61%となった。

根強いセキュリティへの不安

5、SNSにアップロードしたデータの取り扱いについて全体の85%が懸念

 以前行ったサブスクリプション型サービスに関する国際調査では、オンラインでクレジットカード情報を登録することに対する抵抗感が他の国と比べて日本は非常に高いことが明らかになった。

 今回の調査でも同様の傾向が見られ、SNSにアップロードした個人情報や写真などのデータの取り扱いについて、プライバシー上の懸念があると答えた人が全体の85%に達している。

データの取り扱いに対するユーザーの懸念

Q.「あなたがソーシャルメディア上でアップロードしたデータ(個人情報、写真、動画を含む)の扱い方法について、プライバシーの懸念がありますか?」

  • ある程度懸念している (55%)
  • 非常に懸念している (30%)
  • あまり懸念していない (12%)
  • 全く懸念していない (3%)

 SNSを利用してマーケティングや広告を行う企業やブランドは、ユーザーのプライバシーに関する懸念を減らすため実施しているセキュリティ対策をわかりやすく伝えるのが重要だ。

「ソーシャルメディアにおける消費者の購買行動調査」まとめ

  • LINEが未だ圧倒的1位。回答者の9割がLINEを利用していると回答。
  • 企業はSNSプラットフォームごとに戦略を立てることが必要。
  • オンライン消費者の47%が毎日SNS上でブランド検索をする。
  • SNS上で商品やおすすめ情報を得るのにインフルエンサーや有名人からの情報は影響力が弱い。
  • SNSにアップロードしたデータの取り扱いについて全体の85%が懸念。

 本記事は、同社が実施した「ソーシャルメディアにおける消費者の購買行動調査」の結果をまとめたもの。

 調査期間は2022年11月11日〜18日、全国のモニター1,036人に対してオンラインで実施。

 以下の条件に合致する方を対象とした。

  • 日本在住者であること
  • 18歳以上、76歳未満であること
  • 6ヶ月に1回以上、オンラインで積極的に製品やサービスを購入していること
  • 少なくとも週に複数回、ソーシャルメディアを利用していること

 年齢構成は下記の通り。

  • 18歳〜25歳 10%
  • 26歳〜35歳 18%
  • 36歳〜45歳 17%
  • 46歳〜55歳 21%
  • 56歳〜65歳 24%
  • 66歳~75歳 10%

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