株式会社 日経BPは2022年5月6日、マーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」の潮流を見極める「トレンドマップ 2022上半期」を発表、注目キーワードをランキング化した。
その結果、経済インパクトのスコアでは「SDGs」「カーボンニュートラル」「サステナブル・エシカル消費」が躍進し、マーケティング分野の将来性スコアでは「音声SNS」「ライブコマース」が躍進。
新キーワード「メタバース」「Web3」の将来性スコアは足踏みする結果となった。
今回の調査は、マーケティング、テクノロジー、消費の3分野における様々なバズワードの中から、中長期的に注目すべきトレンド(潮流)の見極めを目的とし、日経クロストレンドの活動に助言する外部アドバイザリーボード約50人と、編集部の記者など各分野の専門家の知見を集約して行われた。
分析結果は、「現時点での経済インパクト」と「将来性」の2つのスコアでマッピングされている。
21年8月に実施した前回調査と比較し、今回、将来性スコアが最も伸びたのは、マーケティング分野では「音声SNS」のほか、「インフルエンサーマーケティング」「ライブコマース」だった。
また、テクノロジー分野では「空飛ぶクルマ」、消費トレンド分野では「人生100年時代」「インスタ映え」となった。
経済インパクトは、マーケティング分野で「デザイン思考」「SDGs(持続可能な開発目標)」が浮上し、テクノロジー分野では「カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出実質ゼロ)」「クラウド」、消費トレンド分野では「サステナブル・エシカル消費」「キャッシュレス決済(QRコード決済など)」が躍進した。
各分野でスコアを伸ばしたキーワードランキングと、2021下半期調査との比較は以下の結果となった。
今回の調査で新たに追加されたキーワードは、マーケティング分野の「メタバース」と、テクノロジー分野の「Web3(ウェブスリー)」、消費トレンド分野の「クリエーターエコノミー」「移動ポイント(エコな移動によるポイント獲得)」の4つ。
トレンドマップ2022上半期のキーワードランキングは以下の通り。
マーケティング分野のトレンドマップの例は下記を参照。
今回のトレンドマップ2022上半期調査は、22年3月下旬から4月上旬に実施された。
なお、最新トレンドマップの全キーワードのスコア、詳細解説記事は、日経クロストレンドのWebサイト(https://xtrend.nikkei.com/)で公開されている。
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