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インターネット動画の視聴者はテレビ番組の視聴時間減少  CTV 広告に可能性【ニールセン デジタル調査】

 視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、動画コンテンツと動画広告の利用動向調査「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2022(Nielsen Video Contents & Ads Report 2022)」を発売した。

 同レポートによると、インターネット動画を視聴する人は、リアルタイムと録画テレビ番組の視聴時間が短くなることがわかった。

 テレビ画面での動画の視聴状況を見ると、テレビ視聴者の全視聴時間のうち、リアルタイム視聴と録画テレビ番組視聴のシェアが最も高く7割程度を占める一方で、インターネット動画視聴は1割程度を占めていた。

テレビ画面からのサービス別視聴時間割合

 しかしテレビ画面でインターネット動画を視聴する人に絞ってみると、インターネット動画サービスの視聴時間の割合は既にテレビ画面での全視聴時間のうち3割程度を占めている。

 リアルタイムと録画テレビ番組の視聴時間は、テレビ画面からインターネット動画を視聴しない人では1日あたり134分であるのに対し、インターネット動画を視聴する人は98分と視聴しない人より短くなっている。

テレビ画面からの1日あたりサービス別視聴時間

 一方で、テレビ画面からインターネット動画を視聴する人において、テレビ番組(リアルタイム、録画)と広告型インターネット動画を合わせた「広告が表示される動画」の視聴時間を見ると131分となっていた。

 つまり、テレビ画面からインターネット動画を視聴しない人のテレビ番組(リアルタイム、録画)の視聴時間134分と大差ないことが分かる。

 これまでテレビCMをメインで活用していた企業も、今後 CTV 広告もメディアプランに組み込むことで、テレビCMを補完してコミュニケーションを取ることができると考えられる。

 インターネット動画を視聴する人の1日あたりサービス別視聴時間割合を年代別に見ると、34歳以下と35-49歳においては広告型インターネット動画が19%を占め、50歳以上の14%よりも高くなっていた。

 これにより、若年層だけに限らず30、40代も含めた広い層に対して、広告型インターネット動画を活用することでコミュニケーションの機会を増やす余地があることがわかる。

テレビ画面からインターネット動画を視聴する人の視聴時間割合

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