モバイルアプリマーケティングとリターゲティングプラットフォームを提供するLiftoff Mobile 株式会社は、モバイルクリエイティブインデックスレポートを発表した。
本レポートでは、ゲーム、Eコマース、ファイナンス、エンターテインメントの4つの主要アプリカテゴリにおけるマーケティングパフォーマンスの傾向を調査し、バナー、インタースティシャル、プレイアブル、ネイティブ、動画の5つの主要な広告フォーマットについて、CPI、CPA、ROASの指標を分析している。
目次(クリックしてジャンプ)
ゲームアプリにおけるフォーマット別の傾向
フォーマット別では、プレイアブル(アプリ内課金をする前にユーザーがプレイできるインタラクティブ型の広告)が圧倒的な低CPIとなっており、マーケターにとって最も魅力的なフォーマットと言える。
バナー広告のCPIは2.82ドルで、ROI(費用対効果)としては第2位です。動画とインタースティシャルはその中間に位置し、CPIはそれぞれ4.26ドルと4.67ドルで同程度。
それぞれの広告フォーマットはもちろん、コンバージョンレートやファネル下位の指標を見て、キャンペーンのパフォーマンス全体を最適化する必要がある。
ゲームアプリのプラットフォーム比較:広告フォーマット
プラットフォーム別に見ても、プレイアブルは低CPIで、バナー広告が続く。
広告費はいずれのプラットフォームでも同じように推移しており、すべての広告フォーマットにおいて、Androidの方が低コストとなっている。
iOSにおけるバナー、インタースティシャル、プレイアブルの各コストはAndroidの2倍以上を記録している。
ゲームアプリ:フォーマット別の月次CPIの変遷
2021年1月から12月まで、プレイアブルは、バナーと同率だった9月とiOS 15のリリース時期を除き、一貫して最も費用対効果の高い広告フォーマットだ。
このことから、プレイアブル(1.98ドル)、バナー(2.82ドル)は、高いコストをかけずにゲーム体験の可能性を最大限に引き出したいマーケターにとって魅力的なフォーマットだと言える。
Eコーマスアプリの傾向
バナーはCPIが1.95ドル、CPA-購入が6.01ドルと、Eコマース分野では最もコストの低いフォーマットで、インタースティシャルは、1インストールあたりバナーの2倍近くを記録している。
1アクションあたりのコストは3倍以上、インストールからアクションまでの割合も18.9%と低いのが特徴。
また、ユーザーの購入を重視する広告主にとって、バナーは最も低コストであり、ITA(Install to Action)は32.42%と高く、ネイティブのITAは33.4%で最高値を記録している。
エンターテインメントアプリの傾向
全体のCPIはバナーが2.80ドル、インタースティシャルが3.23ドルと、広告フォーマット間で近い値となっており、iOSは、広告フォーマット全体でAndroidよりも高値を記録している。
バナー広告は2.80ドルで、1インストールあたりの価値が最も高いフォーマットだ。
ファイナンスアプリの傾向
iOSのバナーとインタースティシャルは、Androidのバナーの2倍以上のコストを記録している。
また、iOSネイティブのコストは3倍以上で、インタースティシャルはiOSとAndroidの両方でバナー広告の約2倍のコストがかかる。
Androidのネイティブ(2.61ドル)は、インタースティシャル(3.75ドル)よりもインストールあたりの価値が高いと言える。
全体として、バナー(1.95ドル)は、インストールあたりの価値が最も高いフォーマットであることがわかる。
レポートの詳細は以下のリンクを参照
【プレスリリース】