日本のマーケターが思い描く2025年のマーケティング【マーケター2000人調査】

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株式会社インテージは、世界20カ国のマーケターを対象に実施した調査から導き出された「日本のマーケター自身が描く、2025年のありたい姿」の分析結果を公開した。

昨月22日に公開している「世界のマーケターが思い描く2025年のマーケティングとは?」に続く、日本編となる。

  • 2025年のマーケティングの核: ミレニアルマーケターは「象徴的人物の描写」、シニアマーケターは「品質と先進性を備えたモノづくり」
  • 2025年、マーケターにとっての「戦略」: ミレニアルマーケターは「IoT・AI駆使し、グローバル視点で緻密に市場を捉える」、シニアマーケターは「働き甲斐・自己実現に向け人脈の構築」
  • 2025年、マーケターにとっての「社会課題への対応」: ミレニアルマーケターは「あらゆる領域で意欲的。マーケティングの概念がソーシャルデザインへ。SNSも生活者からの問題提起ツールとして活用」、シニアマーケターは「日本と海外で課題を区別。社会貢献におけるIT活用が連想上は希薄」

本調査では、弊社独自のリサーチ&創発プログラム「デ・サインリサーチ」により、マーケター2,000人の意識の中にある未来を「マインドディスカバリーマップ」として見える化。

2025年のマーケティングの核

ミレニアルマーケターは「象徴的人物の描写」、シニアマーケターは「品質と先進性を備えたモノづくり」

本調査では、世界20カ国のミレニアル世代を中心とする若年層マーケター(20-35歳)500人、シニアマーケター(40-55歳)500人、日本の若年層マーケター500人、シニアマーケター500人の計2,000人に、「成功したマーケターとしての自身が、世界屈指のビジネス誌にインタビューされている状況」を想像してもらい、どのようなキーワードでそのインタビューに答えるかを自由連想で挙げてもらったという。

その回答を「マインドディスカバリーマップ」として可視化。

ここでは、日本のミレニアル世代を中心とする若年層マーケター(以下 ミレニアルマーケター)と、よりキャリアの長いシニアマーケターのマップから、それぞれの特徴を紹介している。

図表1

図表1左側のミレニアルマーケターの期待のハブ(中心)で、まず目につくのが、「ペルソナ」、「Instagram」。

2025年のマーケティング活動に欠かせないツールとなっているとも読めるが、「共感」も近くにあるので、マーケター自らが共感できるヒトの像、生活者にも共感される“顔が見える”ロールモデルを創りたいという期待を読み取ることができる。

「象徴となる人を描く」ことが課題解決の鍵と捉えているのかもしれないとしている。

一方、シニアマーケターのマップの期待のハブ(中心)には、「品質」、「高品質」、「商品」があり、これらのワード群からプロダクトの品質を追求する姿勢が見てとれる。

同じく、「先進性」、「挑戦」も近隣に出現していることから、「品質と先進性を兼ね備えた商品やサービスの創造に挑戦したい」、先進的なモノづくりへの期待が集結しているといえる。

2025年、マーケターにとっての「戦略」

ミレニアルマーケターは「IoT・AI駆使し、グローバル視点で緻密に市場を捉える」、シニアマーケターは「働き甲斐・自己実現に向けた人脈の構築」

2025年のマーケティングを語るとき、日本マーケターにとって「戦略」とは何を意味するのだろうか。

図表2は、各世代のマップ中での「戦略」の現れ方を示したものである。

図表2

ミレニアルマーケターのマップでは北東に位置する「戦略」は、周辺に「シーズ」、「顧客」、「市場」、「グローバル」、「先進的」、「トレンド」、「最先端」があり、市場を開拓していく意味合いのエリアにある。

また、ミレニアルマーケターで最も多い連想ワードである「AI」もこのエリアに出現しており、IoTや最先端技術を駆使し、グローバル展開を狙い、顧客獲得、市場戦略を緻密に行っていきたい期待が表れている。

一方、働き方改革や、自己実現のエリアに「戦略」が出現しているシニアマーケターのマップでは、ハブ(中心)にある「成功」から「戦略」へと同じベクトルのワードを繋げると、「楽しさ」、「笑顔」、「達成感」の先に「戦略」が登場している。

また、「人脈」、「フィーリング」、「やりがい」も周辺にあることから、「フィーリングが合う仲間と人脈構築」が「戦略」と紐づいていると読み取れる。

シニアマーケターにとっての2025年の「戦略」は、個人の達成感や笑顔のため、働き甲斐を求め、働き方改革の実現を思い描く。

そしてそこには、「人脈作りや周囲の人との関係性づくりに、戦略が必要だ」という思いがある印象を受ける。

2025年、マーケターにとっての「社会課題への対応」

ミレニアルマーケターは「あらゆる領域で意欲的。マーケティングの概念がソーシャルデザインへ。SNSも生活者からの問題提起ツールとして活用」、シニアマーケターは「日本と海外で課題を区別。社会貢献におけるIT活用が連想上は希薄」

最後に、2025年にマーケターは社会課題を切り口にどんなことを語るのか、その連想構造を紹介する(図表3)。

図表3

ミレニアルマーケターでは、社会課題関連ワードがマップ全体に出現しており、今後のマーケティング活動において社会貢献の視点はあらゆる領域で切り離せないと考えているようである。

また、北方向にある「環境問題」、「エコ」、「少子化」の周辺には、「SNSの活用」があり、社会課題の問題提起や、社会活動への参画手段のひとつとしてSNSを位置付けているとも解釈できる。

その先には、「文化」もあり、ミレニアルマーケターにとって身近な発信ツールであるSNSと環境問題をつなげた新たな文化の創造に期待が込められているのかもしれないとしている。

シニアマーケターでは、社会課題についてグローバル課題か、国内課題かの区別を意識している構造がみてとれる。

グローバル課題のエリアには「SDGs」、「環境問題」、「リサイクル」、国内課題では「高齢化」、「少子化」、「社会貢献」、「健康」が出現している。

また、「社会貢献」がIT技術やIT企業で形成されたエリアと対極に現れていることから、意識上のつながりが薄いものと捉えられている点が特徴的。

日本国内の社会課題とITを結合させる活動が、新たな事業創造のヒントとも言えるのかもしれないと同社はコメントしている。

【プレスリリース】

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