Webデザイナー職は、2021年現在も人気の職業で、副業・フリーランスブームの中で人気の職種のひとつです。
最近は、誰でも簡単にWebサイトが制作できるプラットフォームがありますが、それでもやはりWebデザインの知識や経験がないと良いWebサイトは制作できません。
全くの未経験からWebデザイナーになるには、どのような方法があるのでしょうか?
本記事では、Webデザイナーになる一般的な方法・流れを解説していきます!
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未経験からWebデザイナーになるには?独学でもなれる?
IT業界は今後右肩上がりの成長が続くと期待されている業界です。IT業界には様々な職種があり、その中にはWebデザイナーのように未経験でもスキルや知識を習得して転職できる仕事もあります。
Webデザイナーは、私達がユーザーとして普段から目にするWebサイトのデザインを主に手掛ける仕事ですが、未経験の人はどのようにスキルや知識を身につけたら良いのでしょうか?
独学でWebデザインを学ぶ
Webデザイナーになりたいなと考えた人が最初にトライすることは、おそらく独学で学ぶという方法ではないでしょうか。独学でWebデザインを学ぶメリットは、費用がかからないという点、マイペースで知りたい部分を集中的に学べる点が挙げられます。一方、独学のデメリットとしては、学習の方向性を間違えると、稼ぐためのスキルが身につかず、独りよがりな学習になってしまう点があげられます。
Webデザインや必要なスキルに関してある程度の知識やノウハウを持っている人なら、独学でも十分に学ぶことはできます。しかし、Webデザインについて全くの初心者だったり、どんなスキルが必要か分からない、また学び方も分からないという人だと、独学でトライしても時間ばかりがかかってしまい、なかなか先へ進めません。その場合には、スクールに通うなどプロに教えてもらう方法が良いでしょう。
独学におすすめ!Webデザイナーになれるオンライン学習サービス「chot.design」
chot.designは「毎日ちょっと」学べるためのレッスン・カリキュラムを提供しているスクールです。500本を超えるレッスンを無料で受講することができるのが、大きな特徴となっています。
Webデザインスクールに通う
副業としてWebデザインで稼ぎたい人、またはWebデザイナーとして転職したいという人にとっては、必要な知識やスキルを漏れることなく確実に学べるWebデザインスクールに通う方法がおすすめです。プロが事前にカリキュラムを作成しており、それに従って必要なスキルを順序だてて学べるという点が、スクールのメリットです。
スクールには通学タイプとオンラインタイプとがあり、ライフスタイルに合わせて選ぶこともできます。初心者向けのスクールもたくさんあります。
また、Webデザインスクールでは最新の技術やスキルを身につけられるというメリットもあります。Web業界は技術進歩がとても速く、新しいデバイスへの対応など、常に最新の技術を身につけていることが必要不可欠です。スクールに通えば、そうした点でも漏れることなくノウハウが身につきます。
またWebデザインスクールへ通うと、自分と同じようにWebデザイナーを目指している人たちとネットワークを構築でき、仲間が増えるというメリットもあります。同じ目標に向かって共に頑張る気持ちが芽生えれば、学習に対するモチベーションも高く維持できるでしょう。
Webデザイナー向けの資格を取得する
Webデザインが学べるおすすめの資格もありますので、独学でWebデザイナーを目指す人は、検討してみても良いでしょう。
資格を取得するには一定の勉強が必要なので、まずは基礎から勉強してみたいという方はいきなり資格取得を目指してみるというのも選択肢のひとつです!

未経験OKのWebデザイナー職で働く
また、仕事を通じてWebデザイナーとして必要なスキルを身に着ける方法もあります。Webデザイナーの求人募集の中には、未経験OKのものもあり、その場合には働きながら必要な知識を学ぶことができます。また企業によっては、研修や教育に力を入れている所もあります。
働きながらWebデザイナーとして働くことは、即戦力となるほどのスキルはないけれど、WebサイトやWebデザインに関して基本的な知識やスキルは持っている人におすすめです。未経験OKの求人でも、働いたことはないけれどスクールに通ったのでスキルはあります、という人材が数多く募集します。
そのため、右も左も分からないという状態では、応募してもなかなか採用までたどり着くことは難しいかもしれません。
未経験からWebデザイナーとして転職・就職する方法
Webデザイナーとして転職・就職する際には、自分がWebデザイナーとしてどのぐらいのスキルを持っているかという点を証明することが、採用への近道です。
学校を卒業したばかりの新入社員なら、そうした部分は求められないかもしれません。しかし近年では、新卒の就職においてもWebデザイナーとして基本的なスキルを持っていたほうが採用されやすいため、未経験の人はスクールに通って必要な知識を身につけた上で転職や就職を狙う傾向があります。
未経験の状態からWebデザイナーとして転職・就職するためには、具体的に何をしたらよいのでしょうか?

ポートフォリオを作成する
まずは、ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオというのは、実際に自分が手掛けたWebサイトの作品集のようなもので、デジタルで保存しても良いですし、プリントアウトしてフォルダなどにファイリングしてもOKです。もしもポートフォリオをデジタル保存するなら、転職や就職の面接においては、面接官にスムーズに紹介できるよう、タブレットも持参することをおすすめします。
ポートフォリオのデザインは、プロが作成したような完成度の高い仕上がりでなくてもOKです。未経験なのですから、企業側も一流のプロと同じような仕上がりを求めているわけではありません。シンプルなものでもOKですが、分かりやすいものを選ぶのがポイントです。またポートフォリオには、自分が制作に携わったWebサイトのURLを始め、何人でどのぐらいの時間をかけて制作したのか、自分が担当したのはどこか、工夫した点や苦労した点などを簡単にまとめておくと良いでしょう。
実務の経験をする
Webデザイナーだけに限ったことではありませんが、転職においては働いた経験がない未経験者よりも、実際に業務に携わっていた人材を企業は好む傾向があります。
その理由は、即戦力として働けるからです。これまで別の仕事をしていた人にとっては、Webデザイナーとして転職するには、どうしても最初は未経験者というカテゴリーになってしまいます。スクールに通ってWebデザイナーとして働くために必要なスキルやノウハウを身につけても、働いた経験がなければ、残念ながら未経験者なのです。
転職・就職活動をしてもなかなか仕事が決まらないという場合には、正社員という高いハードルを狙わずに、まずはアルバイトやパートから始めたり、在宅で案件を受注しながら経歴を積むという方法も検討してはいかがでしょうか。また学生なら、インターンという形で業務経験を積む方法もアリです。
どのような雇用形態や業務形態でも、Webデザイナーとして働いた実績や経験を積むことによって、ポートフォリオの内容が充実します。それに、即戦力として働くためのスキルやノウハウが身につくので、仕事探しにおいても自信がつくでしょう。そうした自信や熱意は、採用担当者にも伝わるので、採用されやすくなります。
未経験の方必見!Webデザイナーに必要なスキル
Webデザイナーとして働くためには、たくさんの知識が必要です。大きく分類すると、Webサイトのデザインを手掛けるために知っておかなければいけない知識を始め、そのデザインや機能性を実現するためにソフトやツールを使いこなすスキルも必要です。さらに、Webデザインにおいては基本的なプログラミングやコーディングのスキルも求められるため、その点についてもある程度のレベルでいることが必要です。
Webデザインについての知識
Webデザイナーになるためには、パソコンの基本的な操作をマスターしているだけでは十分ではありません。Webデザインのトレンドを理解し、ユーザーにとって魅力的なWebサイトを制作するための知識やノウハウなども必要不可欠です。その際には、パソコンの画面上で美しいWebサイトを制作するためのデザイン力が求められます。どのソフトを使うことで、どのようなことができるのかについても精通していることで、頭の中で思い描くWebサイトを形として実現できます。
さらに、Webデザインだけでなくクリーエータ―としても活躍したい人は、サーバーについての知識や、検索エンジンの上位ページに表示されやすくするためのSEO対策についても、ある程度の知識を持っていることが必要不可欠です。
Webデザインツールを使いこなすスキル
Webデザイナーは、Webデザインを制作するために必要なソフトやツールを使いこなせなければいけません。Webサイトは、一つのツールだけで制作されているわけではなく、ロゴやアイコン、バーナーを制作するためにはPhotoshopやIllustratorが使われたり、効率的なコーディングを行うためにはDreamweaverも使いこなせた方が良いでしょう。
コーディングに関しては、プログラミングの知識がある人ならテキストエディタを使ってゼロから構築するという方法もありますが、これはプロのプログラマーがよりカスタマイズしやすくオリジナリティのあるWebサイト構築をするために用いる方法です。これから未経験でWebデザイナーとして働きたいという人には、そこまで高いレベルは求められていないので安心してください。
未経験者がぜひマスターしておきたいデザインツールの一つに、WordPressというWebサイト制作ツールがあります。世界各国で使われているツールで、世界中に存在する10億以上のサイトの中で、約4分の1はWordPressが制作に使われています。そのため、WordPressの使い方をマスターできれば、未経験者でもWebデザイナーとして転職・就職しやすくなるのではないでしょうか。
コーディングやプログラミングのスキル
Webデザイナーにも、基本的なコーディングやプログラミングのスキルは求められます。しかし、どのレベルまで求められるかという点については、ケースバイケースです。多くの場合には、コーディングやプログラミングの知識はそれほど高くなくても、コーディングやプログラミングを用いたjQueryなどのツールを使いこなせれば問題ありません。このツールは、Webサイト構築で多く使われるJavaScriptをゼロから記述するのではなく、基本的なHTMLとCSSをカスタマイズすることによってWebデザインとして使えるという、優れたツールです。
また、近年では多くのWebサイトがスマホにも対応できるレスポンシブWebデザインを採用しています。これは、デバイスによってWebサイトの横幅が自動的に可変して表示されるというもので、WebデザイナーはこのレスポンシブWebデザインに関しての知識も必要となります。よく使われるツールとしては、Twitter社が開発したBootstrapがあります。これはWebデザインにおいては骨組みとなるCSSフレームワークに関するツールで、これを使いこなせると企業からのニーズも高まります。
自分が目指したいWebデザイナーとしての働き方は?
Webデザイナーとして転職・就職するために必要な基本的な知識やスキルを身につけたら、いよいよ就職活動をして、Webデザイナーとして採用してくれる企業を探すことになります。Webデザイナーには、どんな働き方があるのでしょうか?
Webデザイナーは経験が浅いと給与・報酬面で低い傾向があり、「Webデザイナーはやめとけ」と言う方もいますが、経験を積んでいけば給与・報酬も上がっていきますので、どれだけ極めれるかが重要になってきます。

本業でWebデザイナーとして活躍する
これからWebデザイナーとしてのキャリアを積みたい人なら、転職・就職して本業として働くのがおすすめです。働きながら幅広い案件に取り組むことができ、Webデザイナーとして高い知識やスキルを身に着けることができます。
副業でWebデザイナーとして活躍する
現在の仕事を辞めずに、副業でWebデザイナーとして稼ぐこともできます。
Webデザイン関係の案件はとても多く、クラウドソーシングなどでも案件ごとに受注することができます。経験を積んで実績が高くなると、高単価の案件にも取り組めるようになります。

フリーランスのWebデザイナーとして活躍する
フリーランスのWebデザイナーとして活躍することもできます。収入の面では安定しないというデメリットはあるものの、オンラインで案件を受注して自宅で作業するというライフスタイルは、年齢や住んでいる場所に関係なく誰でもトライできるという点で、注目されています。
未経験の状態からいきなりフリーランスで働くのは難しいですが、副業として始めたり、本業としてある程度の知識や経験を積んだ後で独立してフリーランスになる人はたくさんいます。
フリーランスでの求人案件や紹介はエージェントを利用するとスムーズです。Webデザイナー案件多数のフリーランスエージェントもありますので、ぜひ活用してみても良いでしょう!

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