株式会社日本能率協会総合研究所が提供するMDB Digital SearchではAPIマーケットプレイス市場を調査し市場規模を推計した。
【URL】 http://search01.jmar.co.jp/mdbds/
APIマーケットプレイス市場概況
- 2024年度の世界のAPIマーケットプレイス市場は約880億円となる見込み。
- APIとはアプリケーションやソフトウェアを構築・統合するために使われるインターフェースの総称。
- APIの公開増加を背景に、APIの流通・取引を行う場であるAPIマーケットプレイスが登場。
- ソフトウェア間連携の必要性の高まりやクラウドサービスへの移行などを背景とする、API需要の増加に伴いAPIマーケットプレイスのニーズ、流通量も拡大。
- 国内でもAPIの公開や利用に対する関心が高まる見通し。
API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションやソフトウェアを構築・統合するために使われるインターフェースの総称。従来、アプリケーションを開発する際には、個別にプログラミングを行い、アプリケーション間の連携には個別開発が必要とされてきたが、アプリケーション同士を連携させることが可能なAPIの公開が進み、アプリケーション開発の効率化に寄与する存在となった。
ソフトウェア・アプリケーション事業者からのAPI公開が増加したことから、ユーザーである開発者側からは、必要とするAPIを見つけやすく、かつ利用しやすくしたいというニーズが高まり、APIの流通・取引を行う場であるAPIマーケットプレイスの需要が高まった。
アプリケーション間の機能連携の必要性の高まり、オンプレミスからクラウドサービスへの移行、モバイルアプリなどBtoCアプリケーションに向けたAPIの登場などが追い風となり、APIの種類・量が豊富になっていったことから、APIマーケットプレイスの成長は加速した。
日本ではAPI公開を行う事業者が海外と比較すると少ないものの、海外ではAPIを公開することにより自社サービスの実績を拡大するような事例もあることから、国内でもAPI公開や利用に対する関心が高まっている。
本調査では、世界におけるAPIマーケットプレイスの市場規模が推計されている。
【プレスリリース】