株式会社日本デザインは、フリーランス、個人事業主のWebデザイナー102名を対象に、「ポータブルスキルの必要性」に関する調査を実施した。


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サマリー
調査概要
調査概要:「ポータブルスキルの必要性」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月24日〜同年11月26日
有効回答:フリーランス、個人事業主のWebデザイナー102名
フリーランスWebデザイナーの64.7%が、現在の働き方に「満足」
「Q1.現在フリーランスWebデザイナーとしての働き方に満足していますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり満足している」が24.5%、「やや満足している」が40.2%という回答となった。
- かなり満足している:24.5%
- やや満足している:40.2%
- あまり満足していない:20.6%
- 全く満足していない:14.7%
フリーランスとして満足しているポイント、「働く場所が自由」が78.8%で最多
「Q2.Q1で「かなり満足している」「やや満足している」と回答した方にお聞きします。フリーランスWebデザイナーとして満足しているポイントを教えてください。(複数回答)」(n=66)と質問したところ、「働く場所が自由」が78.8%、「時間を効率的に使うことができる」が66.7%、「ストレスが少ない」が60.6%という回答となった。
- 働く場所が自由:78.8%
- 時間を効率的に使うことができる:66.7%
- ストレスが少ない:60.6%
- 分に合う仕事を選ぶことができる:54.5%
- 収入が良い:25.8%
- 人脈を拡大することができる:22.7%
- その他:1.5%
他には「人間関係に惑わされない」、「直接要望が聞けるのでやりがいがある」などの声も
「Q3.Q1で「かなり満足している」「やや満足している」と回答した方にお聞きします。フリーランスWebデザイナーとして満足しているポイントが、Q2以外にあれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=66)と質問したところ、「人間関係に惑わされない」「直接要望が聞けるのでやりがいがある」など45の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
- 42歳:嫌な人間関係に惑わされず邪魔されないので仕事がしやすい。
- 36歳:職場の人間関係の煩わしさが無い。仕事したい人と仕事ができる。自分では選ばないタイプの仕事も持ってきてもらえる。
- 50歳:顧客から直接要望を聞き仕事ができるので、やりがいがあり互いの満足度が高い。
- 44歳:通勤に体力を使わなくなった。
- 50歳:各業界の方々に各方面詳しくなり面白いです。
継続的に仕事をする為に重要なこと、「ポータブルスキル」が64.8%
「Q4.あなたはフリーランスとして継続的に仕事をする際に、デザインスキルとポータブルスキル(ソフトスキル)の内どちらが重要だと思いますか。※ポータブルスキルとは、論理的思考力、コミュニケーション力などどんな環境でも活かすことができるスキル(=持ち運びできるスキル)のことを指します。」(n=102)と質問したところ、「ポータブルスキル」が24.6%、「どちらかといえばポータブルスキル」が40.2%という回答となった。
- ポータブルスキル:24.6%
- どちらかといえばポータブルスキル:40.2%
- どちらかといえばデザインスキル:13.7%
- デザインスキル:7.8%
- どちらともいえない/わからない:13.7%
ポータブルスキルのうち、「コミュニケーション能力」を特に重要視する声、69.7%
「Q5.Q4で「ポータブルスキル」「どちらかといえばポータブルスキル」と回答した方にお聞きします。特にどのスキルが重要だと思いますか。(複数回答)」(n=66)と質問したところ、「コミュニケーション能力」が69.7%、「論理的思考力」が51.5%、「プレゼンスキル」が50.0%という回答となった。
- コミュニケーション能力:69.7%
- 論理的思考力:51.5%
- プレゼンスキル:50.0%
- 仮説思考:43.9%
- 問題解決能力:42.4%
- 交渉力:33.3%
- その他:1.5%
「事業を展開していくスキル」「人脈を作るスキル」「想像力と創造力」などの声も
「Q6.Q4で「ポータブルスキル」「どちらかといえばポータブルスキル」と回答した方にお聞きします。特にどのスキルが重要だと思いますか、Q5以外にあれば自由に教えてください(自由回答)」(n=66)と質問したところ、「事業を展開していくスキル」「人脈を作るスキル」など41の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
- 41歳:事業を展開開拓していくスキル
- 36歳:人脈を作るスキル、顧客が何で困っているのかを理解するスキル
- 50歳:クロージングできるスキルなどが重要と思います
- 39歳:想像力と創造力。
- 50歳:見る側の好奇心、また企業側の戦略を表現する所です。
約6割が、フリーランスとして働く前に「ポータブルスキルの講座があれば利用したかった」と回答
「Q7.フリーランスとして働く前に、ポータブルスキルの習得から集客・仕事獲得まで指導がある講座があれば利用したかったと思いますか。」(n=102)と質問したところ、「かなりそう思う」が24.6%、「ややそう思う」が34.3%という回答となった。
- かなりそう思う:24.6%
- ややそう思う:34.3%
- あまりそう思わない:23.5%
- 全くそう思わない:8.8%
- どちらともいえない/わからない:8.8%
まとめ
今回、フリーランス、個人事業主のWebデザイナー102名を対象に、「ポータブルスキルの必要性」に関する調査を実施した。
まず、フリーランスWebデザイナーの64.7%が、「現在の働き方に満足している」と回答しており、満足しているポイントとして、「働く場所が自由」が78.8%、「時間を効率的に使うことができる」が66.7%、「ストレスが少ない」が60.6%という結果となった。他にも、「人間関係に惑わされない」、「直接要望が聞けるのでやりがいがある」などの意見が挙げられた。
また、「フリーランスとして継続的に仕事をする際に、デザインスキルとポータブルスキル(ソフトスキル)の内どちらが重要か」という質問に対して、64.8%の方が「ポータブルスキル」と回答。具体的にどんなスキルが重要か尋ねたところ、「コミュニケーション能力」が69.7%、「論理的思考力」が51.5%、「プレゼンスキル」が50.0%となり、他にも、「事業を展開していくスキル」、「人脈を作るスキル」、「想像力と創造力」などの声も挙がった。
さらに、約6割の方が、フリーランスとして働く前に、ポータブルスキルの習得から集客・仕事獲得まで指導がある講座を「利用したかった」と考えていることが判明した。
今回の調査では、場所や時間に縛られない新しい働き方として、会社員ではなく、フリーランスとして生きる道を志す人が増える中で、特に注目をされているWebデザイナーに焦点を当てた。
フリーランスのWebデザイナーになるために、デザインスキルを身につけ、自由な働き方を手に入れたことに満足している一方で、継続してフリーランスとして働き続けるために、独学では習得が難しい「ポータブルスキル」の重要性が明らかとなった。ポータブルスキル・集客・仕事獲得まで指導がある講座は、フリーランスとして安定的に活躍できる機会を増やす一つの手段として需要が高まりそうだ。
【プレスリリース】