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セールスフォース・ドットコム「Datorama」、テレビ視聴データの分析力を強化

セールスフォース・ドットコム、テレビ視聴データの分析力を強化

セールスフォース・ドットコムは本日、マーケティングデータ分析力の強化の一環として、テレビ視聴データを提供するTVISION INSIGHTS株式会社(以下、TVISION INSIGHTS)および株式会社エム・データ(以下、エム・データ)の2社と、マーケティングインテリジェンス・プラットフォームであるDatoramaとの間で、データ連携強化を目的としたパートナーシップ契約を締結したことを発表いたしました。

Datoramaと2社が提供するテレビ視聴データの連携を強化することで、テレビCMへの投資効果を高めることが可能になります。TVISION INSIGHTSの「アテンションデータ」およびエム・データの「TVメタデータ」とDatoramaはすでに接続検証を実施済みであり、データおよびDatoramaのセットでの提供を本日より開始いたします。

コロナ禍におけるデジタルシフトの加速や、Direct to Consumer(D2C)へのシフトが進む中、テレビCMによるマーケティング施策の結果を正確に評価したいというニーズが増加しています。従来のテレビCMの評価においては、出稿の曜日や時間での延べ視聴率(GRP)による評価が一般的でしたが、これからは、番組ごと、ジャンルごと、秒単位での評価など、より詳細な情報をもとにターゲットにリーチできているかの評価が求められています。

さらにテレビCMが本当に視聴者に届いているかという視聴の「質」の分析ニーズも高まっています。この度のTVISION INSIGHTS「アテンションデータ」、エム・データの「TVメタデータ」のDatoramaとの連携強化によって、広告主企業はテレビCMの結果からより深いマーケティング分析が可能となり、テレビCM戦略をより高度にすることが可能となります。

Datorama は2012年にイスラエルで創業され、世界のマーケティング・インテリジェンスをリードするソリューション企業です。世界で3,000社以上のブランド企業や広告代理店のマーケティング分析を支え、2018年からはセールスフォース ・ドットコムの一員としてビジネスを展開しています。

エム・データの「TVメタデータ」との連携効果

エム・データの「TVメタデータ」は、テレビ番組・テレビCMの放送実績を100名超の専属スタッフが24時間/365日、独自の方法でサマライズし記録(TVメタデータ化)したデータベースです。「いつ」「どこで」「何が」「どのように」「どの程度(何秒間、何回)」放送されたのかを、独自のデータ収集システムを使用し関東・中京・関西・BS局のデータの生成を行っています。このエム・データの「TVメタデータ」とDatoramaが連携することにより、テレビ広告や番組露出の直後一定時間内に、Webの検索数やセッション数と重ねて、スポットCMやパブリシティの効果やリフト値を可視化することができるようになります。

また、テレビ広告データ*とWeb 検索データでの「関心度」、SNSデータによる「好感・意向度」、POSデータによる「購入」までをマーケティングファネルで分析することができるようになります。視聴者の態度変容やブランドリフト、インサイト分析をより詳細に行うことで、今まで見えていなかったより深いテレビ広告や番組の反響分析、効果分析が実施できるため、テレビ広告のコンテンツや出し方の見直しがより正確かつ迅速に実施できるようになります。

加えて、競合ブランドのテレビ広告の放映時間や長さ、番組カテゴリー等も分析できるため、競合のターゲティング戦略やポジショニング、SOVを理解した上でのマーケティング戦略を立案することも可能となります。

*企業名や商品・ブランド名、出演タレントやナレーション・テロップなどのクリエイティブ関連情報、放送されたテレビ局、時間、番組名、番組ジャンル、タイムCM、スポットCM、秒数、出稿量

TVISION INSIGHTSの「アテンションデータ」との連携効果

TVISION INSIGHTSの「アテンションデータ」は、顔認識・人体認識アルゴリズムを組み込んだ独自の調査機器を用い、「誰がテレビの前にいるか」「視線がテレビに向いているか」といった「リアルな視聴態勢データ」を取得し、毎秒レベルで判定し、視聴者のアテンション状況をデジタル化したものでテレビCM視聴の質を把握でき、より正確に出稿効果を測定することが可能です。

また、自社、競合のテレビ広告出稿状況だけではなく、アテンション量(=アテンションベースでの獲得リーチ量)も把握できます。「アテンションデータ」とDatoramaを連携することで、その他さまざまなマーケティングデータとの関連性が把握できるようになり、TV広告が売上やリード件数、レジ通過客数、ID-POS、ブランド検索数、SNSの口コミ量といった、事業戦略上重要なKPIへの波及効果および相関関係をより一層理解することが可能となります。

【プレスリリース】