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cookie(クッキー)の意味と使い方をわかりやすく解説!改正個人情報保護法にどう対応する?

cookie(クッキー)の意味と使い方をわかりやすく解説!改正個人情報保護法にどう対応する?

こんにちは。
株式会社デジタルアイデンティティです。

「cookie(クッキー)の受け入れを許可しますか?」
普段PCやスマホを使っている中で、このようなアラートを目にしたことはありませんか?

今回はcookie(クッキー)について、基礎的な知識からマーケティングにおけるcookieの役割まで徹底解説します。

>>【無料ウェビナー】改正個人情報保護法にどう対応する?
これからのデジタルマーケティング
開催日時:2021年6月30日(水曜日)15時~16時

cookie(クッキー)とは?

cookieの仕組み

cookie(クッキー)の概念を理解するには、病院の診察券や会員証をイメージすると分かりやすいかもしれません。
病院では初診、2回目、3回目と前回の診療の内容を引き継いで病気の治療を行っていきますが、これは診察券によって患者の情報を管理し、病状や治療の進捗具合の記録を参照できるからです。

同じように、cookieもユーザーの情報を一定の期間保存し、ユーザーが再度Webページを訪れた時に、サイト訪問回数や前回のサイト内での行動の情報をサーバーに渡します。

正確に言うと、cookieとはWebサーバーからユーザーのWebブラウザに送られる、ユーザーのデータを保存しておくためのファイルのことです。
私たちがWebサイトにアクセスしたとき、サーバーがユーザーのアクセス回数やサイト内での行動を認識してcookieを発行します。それが一定期間ユーザーのブラウザに保存されて次回以降のアクセス時にcookieのデータが利用されることになります。

多くのショッピングサイトでは、ユーザーのIDやカートの情報をcookieで保存しています。これにより、一回サイトを離れてしまったユーザーがまたサイトを訪れた時に、毎回IDを打ち込んだり商品をカートに入れ直したりすることなく、スムーズにショッピングの続きができます。

cookie_explanation

cookieとキャッシュの違い

「cookie」と似ているものにキャッシュがあります。
キャッシュとはユーザーがサイトに訪れた情報を一時的に保存することにより、2回目に同じサイトを訪れた際に表示スピードがあがるようにするためのものです。

cookieはサイトに訪れた際に入力した情報を保存するのに対し、キャッシュはユーザーが閲覧したページを記憶しておくという違いがあります。

cookieの使用目的

さて、ここまでcookieとはどういうものかを見てきましたが、今度は実際にcookieがどのように利用されているかをご紹介します。
cookieが使用される目的は大きく次の二つです。

  1. Webサイトでユーザー情報を保存し、利便性を向上させるため
  2. ユーザー情報を取得し、ユーザーごとに適した広告配信を行うため

ユーザーの利便性の向上

先ほどもご紹介した通り、cookieの役割として、ユーザーのIDやサイトでの行動履歴を一時的に保存する、というものがあります。
ユーザーが初めてWebウェブサイトを訪問した時、cookieに単一のユーザーIDのようなものが割り振られ、情報がWebブラウザに保存されます。

ユーザーが2回目にサイト訪問した時に、その情報が取り出されます。
SNSなどID・パスワードが必要なWebページでも、cookieを利用していればログインが簡単になります。

ただし、cookieはブラウザごとに保存されるため、初回はChromeでログインしたSNSにInternet Explorerなど、初回と異なるWebブラウザで2回目のアクセスをしても、IDやパスワードは保存されていません。また、デバイスをまたいで同じcookieを使うこともできないので、PC/タブレットなど複数の端末でWebサイトを使う場合には別々のcookieが発行されることになります。

ユーザーごとに適した広告配信

主に広告配信のターゲティングなどに利用されます。
ショッピングサイトでTシャツを検索していたら、その後訪れた違うページでも同じTシャツの広告が出てきた…そんな経験をしたことはありませんか?実はcookieがその広告に関わっているのです。

例えばショッピングサイトでは、ユーザーが閲覧した商品の情報をcookieに保存し、別のサイトを訪れた際にcookieから情報を読み出して過去に閲覧した商品の広告を出す「リターゲティング」と呼ばれる手法が使われています。
また、Webページで広告をクリックした場合も、どんな広告がクリックされたかがcookieに蓄積され、別のページでも同じ広告を出すようなこともされています。
ユーザーが普段見ているサイトの情報がcookieに保存されていれば、ユーザーの年齢や性別を推測して、それをターゲットに広告を配信することもできるのです。

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これからのデジタルマーケティング

cookieの種類

ここまでcookieがどのように利用されるか見てきましたが、cookieにはファーストパーティーとサードパーティーの2種類があり、それぞれの使われ方も違います。
ここでは、これら2種類のcookieについて見ていきましょう。

ファーストパーティーcookie

ファーストパーティーcookieとは、ユーザーがアクセスしているドメインが発行しているcookieのことです。例えば、ユーザーが靴のショッピングサイトにアクセスしたとき、そのショッピングサイトがユーザーIDやお買い物情報を保存するために発行するcookieがファーストパーティーcookieにあたります。
ファーストパーティーcookieはドメインをまたいだ使用はできません。つまり、そのサイト内でのみユーザーの情報を取得し保存することが可能だということです。

サードパーティーcookie

ファーストパーティーcookieは訪問しているサイトのドメインから発行される一方で、サードパーティーは、ユーザーが訪問しているサイトのドメイン以外から発行されたものです。

「セカンドパーティーcookie」もありそうですが、もともとサードパーティーとは「第三者」を意味し、発行者が「ブラウザで表示されているページのドメイン名」か「そうでない」かの二択なので、必ずファーストパーティーかサードパーティのどちらかになります。

サードパーティーcookieはファーストパーティーcookieと異なり、複数のドメイン間で共有することができます。先ほど紹介した広告のcookieの多くはサードパーティーであり、複数サイトにまたがってユーザーの興味や行動を収集し、どのような広告を出せばユーザーの興味にマッチするかを知るために使われます。
例えば、cookieを利用してあるユーザーがサッカーのニュース記事やテニス選手のインタビュー記事を読んでいることが分かった場合、そのユーザーはスポーツに興味関心がある、ということが推測できます。そのようなユーザーの興味に合わせて、スポーツ用品やスポーツイベントの広告を出す、といったことが行われています。

cookieの廃止と個人情報保護法改正

Googleは2020年1月14日に、Chromeブラウザでのトラッキング用サードパーティCookieのサポートを2年以内に打ち切る計画を発表して大きな話題になりました。
背景としては、ブラウザ上での追跡に対する問題意識の高まりだと考えられています。

また大手人材会社が、学生のサイト閲覧履歴を使った内定辞退における指標を学生から同意を得ることなく採用企業に提供し、問題になりました。

政府はcookie情報の取扱いについて新たな規制を検討すると公表しています。

このようにcookie情報の取扱いや管理、活用が大きく変わろうとしており、デジタルマーケティングに関わるお客様の大きな関心事になっています。

デジタルアイデンティティは、cookie情報をはじめとしたプライバシーデータの管理、活用について
ツール提供や支援を実施しているリーディングカンパニー・Priv Tech社と、共同でセミナーを開催します。

ご興味あればぜひご参加ください。

改正個人情報保護法にどう対応する?
これからのデジタルマーケティング

【セミナー概要】

タイトル
「改正個人情報保護法にどう対応する?これからのデジタルマーケティング」

共催
Priv Tech株式会社、株式会社デジタルアイデンティティ

開催日時
2021年6月30日(水曜日)15時~16時

セミナー内容
・各国の個人情報規制について
・日本の個人情報保護法改正について
・今後求められる広告について

ツール
Zoomウェビナーにて実施いたします。

条件
同業会社様のお申し込みはご遠慮頂いております。

費用
無料

特記事項
株式会社デジタルアイデンティティは、申込時に申込者からいただいた個人情報を、本イベントに関する連絡、イベントの開催、製品・サービス・今後のイベント等のためにPriv Tech株式会社との間で共同利用します。共同利用する個人情報の管理責任者は、当社(〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南5F)の個人情報担当( privacy@digitalidentity.co.jp )です。

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