マーケティングオートメーション機能比較表 〜マーケティングオートメーションでEメールマーケティングではない〜

マーケティングオートメーション機能比較

消費者がよりスマートフォンやネット検索などに頼り始め、購買行動が大きく変化したことに伴い、より多くの企業がマーケティングテクノロジーやCRMなどのツールの導入検討を進めています。

海外のマーケティングツール提供ベンダーが続々日本市場に参入し、日本企業もマーケティングテクノロジー分野へと積極的に進出を始めました。

その分野の一つとして強い注目を集めるマーケティングオートメーション。高い注目を集めて、様々なメディアやマーケターから注目を集めています。

一方で、幅広い機能をが故、もっぱらEメールマーケティングの進化版と誤解をされるなど、本来の機能が正しく理解されていない事実も存在します。その件については、こちらの記事などでも触れられています。

本記事では、なぜそのように誤解され、実際にはどのような機能が存在するのか比較したいと思います(国産ベンダーさんのマーケティングオートメーションに関してはウェブサイトで詳細な価格や機能公開をしていないため割愛させていただきます)。

急成長するマーケティングオートメーションになぜ誤解が広がるのか

マーケティングテクノロジーの発展は米国でも目をみはるものがあります。こちらのイメージは、2011年から2016年までのマーケティングテクノロジーを提供する企業の数とジャンルをまとめた図です。

Growth of martech

(参照はこちら:Growth of martech

マーケティングテクノロジーの市場自体が急成長しており、その一部であるマーケティングオートメーションを提供するベンダーの数も急劇な成長をしています。2011年に前年度比150%の成長、また2015年までみて過去5年間すべてのCRM業界でもトップの成長率を記録しています。

急速に市場が広がる一方で、日本のマーケティング担当者の間には”マーケティングオートメーション=Eメールマーケティング進化版”という解釈が広がりました。

この解釈は完全には間違っていないのですが、マーケティングオートメーションには多彩な機能が含まれるため、見慣れた機能に焦点があたり、部分的な解釈が広まってしまったのだと思います。

それは、なぜなのでしょうか。日本と米国でのマーケティング活動の違いを考えるとわかりやすいかと思います。

一般的には日本のB2B企業はより対面やセミナー展示会に注力をします。一方で、米国のB2B企業はソーシャルメディアをはじめとしたデジタルマーケティングを活発に行います、その施作周辺で行うさらなる追加施作も形を変えます。

例えば、マーケティングツールを提供する日本企業マーケティング担当者であれば、一般的にはセミナーやイベントを行います。開催頻度が高まれば、開催案内を送るためのEメール配信などが必要になります。イベント終了後は、名刺情報の整理が重要になったり、フォローアップのメールを配信する必要があり、Eメールを多用することになります。

一方で、ソーシャルメディアやブログなどのデジタル施作を行う傾向の強い米国のマーケティング担当者は、作成したコンテンツに関連したメールを配信したり、国土が広いゆえにツールの代理販売を行なってくれるパートナーを開拓していく必要があります。

下記画像は独自のマーケティングツールも提供している日本のマーケティング企業であるシャノンマーケティングさんのウェブサイトです。

シャノンマーケティング

 

一方で、こちらはHubSpot(ハブスポット)の米国のウェブサイトです(日本語ページはこちら)。

Hubspot Webサイト

 

上記のウェブサイトのグローバルメニューを比較していただければ違いがわかりますが、日本企業では”セミナー”目に入る一方で、米国企業では”パートナー”が目に入るなど、環境によりデジタルマーケティングの一環であるウェブサイトの作りも異なります(もちろんビジネスモデルが異なるためでもあります)。

つまり、購買者の意思決定プロセスなどが異なるため、同一のマーケィングとツールを導入しても利用の仕方がかなり異なることは比較的自然なことです。結果として、包括的な機能を部分的利用をしていることが多いのかな、と感じます。

筆者の務めるHubSpot(ハブスポット)社が提供するツールであるHubSpotマーケティングに含まれる機能に、ブログ構築機能、ウェブサイト構築機能、ランディングページ構築機能、入力フォーム機能、リスト作成機能、Eメール配信機能、マーケティングオートメーション機能(Eメールの自動配信、リードスコアリングに基づくリストや条件の作成など)などが含まれます。

面白いことに、日本企業と米国企業の機能別利用率には異なる傾向が見られ、日本企業ではEメールや分析やリストなどの利用率が高く、米国企業ではコンテンツを作成する機能であるブログ機能などが高い傾向があります。

しかし、環境が異なるとはいえ、多機能で実用的なマーケティングオートメーションをEメールマーケティングツールの代変品の様に用いることは非常にもったいないことです。

では、実際にEメールマーケティング以外にどのようなことができるのでしょうか。海外ベンダーで代表格と言われている三社の機能比較を見ていきましょう。

海外のマーケティングオートメーションツールの機能比較一覧

Yelpなどを始め様々なレビューサイトの元祖を生み出してきた米国では、マーケティングテクノロジーなどを含めたソフトウェアに関するレビューサイトなども存在します。その中の一つで第三者性が高く、もっとも活用されているのが、G2 Crowd社のレビューサイトです。

G2 Crowdでは、実際に利用しているユーザーからの声を集めて毎年様々なツールの比較を行い、その業界でのリーダーなどを発表します。

G2 Crowd Grid for Marketing Automation

(参照元:G2 Crowd Grid for Marketing Automation

どこかでこの表をみたことがある、という方もいらっしゃるかと思います(ツール検討をする際に用いられる、有名な比較表です)。

ですが、実際にツールを用いるマーケティング担当者が気にするのは、自分たちが行なっているマーケティング活動に対して有効な機能を本当に持ち合わせているかどうか、そしてその機能の使い心地はどのように評価されているのかどうか、です。

残念ですが、国産のツールはこちらの評価にございませんので各ベンダー企業さんのページで確認するしかありません。こちらの比較では、マーケットリーダーとして認知されており、かつ日本に営業拠点をおくHubSpot、Marketo、Pardot(SaleForce)の各機能に対する評価をご紹介します(簡単な訳をつけておりますが、間違った解釈を避けるために必要があれば原文の参照をオススメします)。

Compare HubSpot, Marketo, Pardot Compare HubSpot, Marketo, Pardot2

(参照元:Compare HubSpot, Marketo, Pardot

気をつけなくてはいけないのは、ベンダーによって保持をしていない機能も存在します。ここでの比較は、お互いにもっている機能の比較となりますので、気になる機能がある場合は、直接ベンダーさんに問い合わせをする方がよいでしょう。

まとめ

もっとも重要な事は、自身で行いたいマーケティング活動がマーケティングオートメーションが強みをもつ見込み客育成の段階なのか、それともウェブサイトを最適化し、ブログやソーシャルメディアを駆使し潜在見込み客を獲得しなくてはいけない状態なのかを見極めることです。

多くの企業が見込み客獲得の施作に難がある様に、適切な見込み客獲得の仕組みと流れをしっかりと作りリストを作成しないと、マーケティングオートメーションの効力は半減してしまいます。

SEO対策からコンテンツの作り方、ソーシャルメディアの使い方などをデジタルマーケティングの視点から解説した無料eBookはこちらから、また、マーケティングオートメシーションに関する無料eBookはこちらからどうぞ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Shohei Toguri

HubSpot Japanのマーケティングマネージャー。ローカリゼーションやマーケティングストラテジーなども担当。趣味で国外のマーケティングイベント、スポーツイベント、ボランティアなどに参加している。LinkedInは こちら。Twitterはこちら@ShoheiToguri