Google検索結果の右側広告枠廃止に伴う2016年の検索市場への影響と考察 – 広告主と広告代理店の動き方

google検索結果表示の右側広告廃止

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Google検索結果の右側広告枠の消滅

これにより広告出稿主、代理店は事象確認と対応に追われたことであろう。なぜなら、検索枠がなくなる=広告出稿の激戦が苛烈になることが予想されるからである。今までは入札額が多少低く、上段掲載位置に入らずとも、右枠の広告掲載が可能であった。今後は入札を強化、あるいはCTRを大幅に改善することがより重要なポイントとなることであろう。

【Google検索結果の右側広告枠廃止前 london hotelで検索】

Google検索結果表示の右側広告枠廃止前

https://searchenginewatch.com/2016/02/23/google-kills-right-hand-side-ads-what-does-this-mean-for-sem/

【Google検索結果の右側広告枠廃止後 london hotelで検索】

Google検索結果表示の右側広告枠廃止後

https://searchenginewatch.com/2016/02/23/google-kills-right-hand-side-ads-what-does-this-mean-for-sem/

https://searchenginewatch.com/2016/02/23/google-kills-right-hand-side-ads-what-does-this-mean-for-sem/

広告主の動き方

広告主はこのGoogleの動きについてどう捉えるべきなのか。一言で言えば「商品を売りたいなら広告費の出し惜しみをするな」である。

まず第一に、デスクトップのimpボリュームが減っていくであろう。特にロングテールキーワードと呼ばれる、入札価格を抑えて配信をしていたキーワードは大きく煽りを受けるであろう。

次に重要ワードはCPCの高騰である。もちろんどの出稿主も同条件のため、自社にとって重要なワード、例えば化粧品メーカーであれば「化粧水 購入」といったキーワードの入札価格は必ず強化するであろう。予算力のある広告主もそうでない広告主も、さすがにCV獲得見込みの高いキーワードの入札を抑えることはできない。その機会損失をするくらいならば、ロングテールキーワードへの出稿を停止して、重要なワードのみの出稿に限定するくらいだ。

そして一番重要なことは、デスクトップへの出稿の見直しである。Googleがキャンペーンの設計を大きく変えた、エンハンスドキャンペーンへのアップデートからもうすぐ3年になるが、もちろん世の中の動きもどんどん変容している。スマホファーストと呼ばれる、とにかくスマホへ注力する動きは今でも重要な事になる訳で、今やデスクトップへの出稿量は減っている。

PCは持っていないけれども、スマホを持っているユーザーは多くいて、若年層になればなるほどスマホでの情報収集、商品購入など活発となっている。

もし自社の商品がPCユーザー向けに必ずしも出稿する必要がなく、デスクトップへの出稿の予算力が十分でないのであれば、今回の動きを気にスマホに注力した広告出稿を検討するのは一つの戦略である。もちろん、その動きが正しいというわけではない。デスクトップへの出稿が減る=機会損失となるため、本来の理想的な動きとしては、自社の売上を上げるためには、デスクトップへの配信分にも十分な予算をまわすことである。

 

広告代理店の動き方

まさかこのGoogleの大きな動きに対して何も動いていない代理店はいないだろう。もちろん各広告主にいち早く情報の共有をしたことであろう。でなければ、その広告運用者は信頼に欠けるとしか言えない。

リスティング広告においては広告ランクがCPCを決定づける大きなカギであり、そこに関連する大きな指標としてはCTRと入札額がある。詳しい話は今回は割愛するが、CTRが高ければ高いほど、入札価格は抑制しても、掲載順位が上位となり、インプレッションシェアも高水準を保つことができる。

さて、つまり今までより一層広告運用者のテクニックが重要となると言えよう。CTR改善のための広告のA/Bテストや出稿キーワードの選定、その他戦略において広告掲載結果は大きく違ってくるだろう。

いろいろなWebメディアでは、Googleの右枠がなくなったことについて記事をまとめている。

グーグルの検索結果が大変化:右広告枠が消滅し、AMP表示開始 などSEO記事まとめ10+4本 | Web担当者Forum

Google、デスクトップ版検索結果の右広告枠を排除へ | ITmediaニュース

Google、検索結果右側のテキスト広告枠を全世界で廃止へ | アナグラム株式会社

Googleが検索結果画面右側の広告を廃止する動き、その理由とは? | Gigazine

Google(PC)検索結果の右側の広告枠がなくなった影響について【独自調査レポート】 | アド論(GMO NIKKO)

【アイレップ】Google のWeb検索結果右広告枠廃止、その影響と企業が取るべき施策 | 株式会社アイレップ

どのwebメディアも同様の観点を持っており、広告代理店においては、今回のアップデートについての今後の動きを推測している。

 

広告出稿の多様化

今回影響があったのはGoogleのデスクトップ枠であるが、今後もWeb広告媒体においてはさまざまな動きが予想される。

例えば今年は動画広告により一層注力すると明言しているTwitter社やFacebook社などのSNS広告、年々機能の拡充を行っているGunosyやSmart Newsといったインフィード型広告、もちろんnendやi-mobileといったアドネットワーク広告枠を大量に買い付けできる媒体も見逃せない。

GoogleやYahoo!の検索連動型広告、いわゆるリスティング広告以外にもさまざまな広告枠があるため、広告の出稿はより一層多種多様となるだろう。その時に広告主は広告の出稿について適切な判断を下せるのか、また広告代理店は商材に適した提案を広告主にできるのか。

広告の出稿ができる、ではなく、Webマーケティングができるという要素が、今後明暗を分けることを強く意識していかなければならないだろう。

関連書籍のご紹介

インハウスで広告運用をしている方、広告代理店に勤務されている方向けの実践的内容になっています。図解も多く、すぐに活かせる内容が多く書かれており、中級者くらいまでであれば非常に読み応えのある一冊です。

 

 

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