GIFアニメや動画付きメールも – これからは「動くメルマガ」の時代へ

GIFアニメや動画付きメール

テレビCMとの連動で親和性を高める

例えば、とある家電メーカーではメールマガジン登録者に対し、アニメーションgifを取り入れたメールを配信しています。実際にテレビCMとして放映している動画の冒頭部分のみを展開し、終了すると「続きを見る」の表示が。Webサイトへの誘引を図る仕様になっています。

この「続きはWebで!」のパターンはテレビCMでも以前より取り入れられています。時間に限りがあるCMでは訴求ポイントが限られることから、より詳細な情報提供を行う目的でWebページを作成し、そこに視聴者を誘導するのはごく一般的な手法ではありますが、CMの場合サイトに来訪してもらうためには「検索してもらう」という手間が必要となるため、視聴者の行動意欲をいかに高められるかがカギであり、課題でもあります。

一方、メルマガの場合画像自体にリンクを設定することによりワンクリックで誘導が可能なことから、読者の行動ハードルはCMよりも低く、より高い効果が期待できます。

以前のメルマガは、コンテンツ(=商品情報や特性、価格等)の拡充によりそれ単体で購入への導線を引く傾向が強かったのですが、最近ではこのように、メルマガに他メディアへの流入の入り口としての機能を持たせ、Webサイトや実店舗などで購入判断に必要な情報を提供するスタイルが多く見受けられるようになってきました。背景には、メルマガが広く普及し流通量が増加したことで、読者がより多くのメールに接触するようになった結果、メール内での訴求は要点を絞り、読者の興味・関心を高める内容を盛り込んでいく方向にシフトする事業者が増えてきたことが考えられます。

動画の情報量はWebページの5,000倍!?

さらに踏み込むと、アニメーションgifという「画像」ではなく「動画」をメールに埋め込むパターンも増えています。

ローカルなどに保存されている動画をアップロードし、生成されたタグをメールのテンプレートに貼付することで、受信者がメールを開くと自動的に動画が再生される仕組みです。このサービスを提供している国内事業者の例では、動画を取り入れたことでコンバージョンが10倍になったクライアント事例もあるとのことです。

一般に、画像+テキストで構成されたページと比べて、動画はその5,000倍もの情報量を持つと言われています。どんなデバイスで見るにしろ、メールの受信画面の大きさには当然ながら限りがあります。スクロールなしで多量の情報を提供できるアニメーションや動画というコンテンツは、まさしくメルマガとの相性が良いと言えます。

そして、動的コンテンツが積極的に活用されるようになったのには、上述のようにテクノロジーが進化したことももちろんですが、通信インフラおよびデバイスの進化・普及といった側面もそれを後押ししていると考えられます。とりわけ移動体通信向け回線については、新しい通信規格の採用によりデータ通信の速度が格段に向上したことに加え、タブレットやスマートフォンの普及と高性能化で、誰もがどこからでも大容量データにアクセスできる時代になりました。結果、動的コンテンツを取り入れたメールの受信・閲覧がより進むことになったとも言えるでしょう。

おわりに

動画やアニメーションgif等を組み込んだメールは高い訴求効果がある一方で、これまではそれらを取り入れるハードルが高いことも事実でした。しかし、サービスの普及やインフラの発達などにより、コンテンツさえ準備出来れば誰もが簡単に実装できるようになりました。読者の反応を高める新たな手法として「動くメルマガ」が今後さらに普及していくのか注目です。

動画メールに関するノウハウについては、こちらの記事でも紹介しています。

「購入率アップを狙うなら動画メールを始めてみよう」

https://www.cuenote.jp/library/marketing/video-mail.html

 


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ABOUTこの記事をかいた人

Hirokazu Watanabe

ユミルリンク株式会社 セールス本部営業企画部シニアマネージャー。 システムエンジニアとして大手企業向けのシステム開発・マネジメントを経験。同社入社後、大手企業を中心にメール配信システムを多数導入。現在は自社システムと様々なサービスとの連携をはじめ、マーケティングや企画の統括を担当。